Giorgio Borruso のform•Zを使った最新作

2015-09-03

AutoDesSys が Giorgio Borruso の作品を取り上げたのは今回が初めてではありません。彼は10年以上の form•Z パワーユーザーで、彼の設計をテーマにした出版物も世界中で発行されています。平凡なコンクリートパネルに逆らって融合したような有機的形状に進化した彼の最新作を展示する機会を逃すことはできません。1998年にロサンゼルスに移住したシチリア生まれの建築家は限界に挑戦する人々を呼び寄せています。Borrusoは言います。"私が挑戦しているのは、設計した空間内に踏み入った人たちがその空間を探索することで、自分自身を模索する環境を作ることです"

  • Snaidero 3 700x525
  • Snaidero 2 700x525
  • LTNY 3 700x525
  • LTNY 1 700x525
  • CP Venice Axon 700x525
  • CP Milan 1 700x525
  • CP London 1 700x525
  • CP Milan Axon 700x525
Giorgio Borruso:“数千年分の芸術的な素晴らしい地層に囲まれた" 南イタリア出身。創造性をスケッチで表現するという文化的体験に没頭し、最終的にアートと建築を学ぶためにイタリアとスペインへ進学。その後、イタリアとアメリカで研究と指導を行う。 詳しい情報については http://www.borrusodesign.com を参照してください。

Borrusoは新しいプロジェクトを創造性の訓練や限界テストだと見なすと同時に人々の現代建築の概念や住む場所対する課題を提示しています。Borrusoは言います。"今日の建築家の使命はまだ存在していないニーズを予測すること、統計調査や科学的調査ではまだわからないレベルのものを見抜けるようになること、驚きや意外性といった世間の反応を引き出せる感動を作ることです"

Miss Sixty、The Paul Frank Store、Fornarina(イタリアの靴と服飾の小売業者)などをクライアントとするプロジェクトの受賞により、小売店の設計の仕事が国際的に拡大しました。彼のユニークな作品は大々的に発表され、the German Design Award、Red Dot: Best of the Best Design Award、Designer of the Year Award、International Architecture Awards、AIA/LA Design Awards など、170以上の国際的なデザイン賞を受賞しました。プロジェクトのいくつかは the Chicago Athenaeum や the Red Dot Museum(ドイツ、エッセン)などの世界中のミュージアムコレクションになくてはならないものとなっています。最近の作品には Lord & Tailor(ニューヨーク)、Carlo Pazolini(ミラノ/ニューヨーク/ローマ/ロンドン)、the Snaidero USA showroom(ニューヨーク)があります。これらのプロジェクトはこのページに表示されています。

設計作業でform•Zはどのように使われているのでしょうか? 本人によると、スケッチしながらアイデアを出した後にform•Zでモデリングしているそうです。

"form•Zはとてもフレキシブルなソフトウェアです。工業デザインや建築の複雑で有機的な形状の実験にとても向いていました。現在は初期のアイデアから最終段階までのプロジェクトの制御/開発用に信じられないほどバラエティに富んだツールがあります。3次元で作業できるソフトウェアは小売店のように大幅に前倒しになったスケジュールのプロジェクト開発でとても便利です。アイデアをすぐにコントロールできます。利用できるマテリアルやプロセスに関するリサーチは素晴らしいです。ソフトウェアと製造のつながりはより密接になっています。ツールはとにかく高機能なので大いに活用するつもりです"

Borrusoは設計をしながら、自分の中にある疑問に対する効果的な回答を見つけようとします ― 困難ですがやりがいのあるおなじみの作業です。彼は言います。"毎回、難しいですがいつものことです。最初は軽く見ていたのに、そのうちどっぷりはまっています。開発中は取り付かれたようになり、遂行中のプロジェクトが最高だと思うようになります。プロジェクトはその時の私の考えや知性を表していると思います"

Borrusoの作品に表現された挑戦を探りながら、個人のセンスを引き出すのは簡単です。シュールなものに直面した時に自分を導けるのは洞察力しかありません。Giorgio Borruso が私たちを出迎える場所がそれです。そこには従来の感覚の禁欲的な背景に逆らうリビングの形状が隠されています。"友達や学校の考えに従うことはありません"と彼は言います。"自分のアイデアを信じ、自分で批評してみましょう"

"夢はとても大事です。言うまでもなく、プロジェクトに同じものはありません。多数の要素の組み合わせが結果を形作っています。夢はこのようにシュールな空間のビジュアル化にインプットしたり、実験台にしたりすることができます。プロジェクトに取り付かれたら、夢の中でも頭から離れなくなります。プロジェクトが完了すると、プロジェクトを知り尽くしたようにいつも感じます"